韓国のアガシによるエステ。いわゆるヌキのサービスとマッサージがセットになっているというのがこの種の風俗店のウリと言えよう。これが韓国の「按摩施術所」である。しかし、韓国人にとってこの「按摩施術所」は風俗店という認識はなく、古くから男達の生活に密着した休憩所というイメージで利用されていた。
サウナ付きの大浴場で汗をながし、静かな個室でゆったりとマッサージをウケル。そのまま仮眠をとってもいいが、肉体的にあるいは経済的に余裕がある者はその先のスペシャルサービスを受けることとなる。その内容は美人床屋、トキバスなどと同様のリップサービスから本番までと本格的なもの。決して日本のエステのように手コキでフィニッシュなどということはないので安心してほしい。最近ではこれらにアカスリサービスも加わりさらなる総合リラクゼーション施設化がすすんでいる。大浴場、サウナ、個室完備となるとある程度のスペースを必要とすることからも美人床屋などがどの街にもあるのとは異なり、「按摩施術所」は、「長安洞」「江南」などに比較的多くみられる。
日本でいえば健康ランドやサウナといったものがこれに該当するが、日本の場合は当然ヌキのサービスはいっさいなし、個室完備の店もないに等しい。下半身のサービスまでをひとまとめにして客に提供し、それを何の抵抗もなくなんなり受け入れるところに韓国人の肉体的強さと精神的な傲慢さの一片がうかがえるといえる。
平均年齢は24歳。アガシの質は高い。料金はマッサージ込みで、だいたい15万ウォン前後だ。
あくまで中心はサウナとマッサージということらしい。ただし、この「按摩施術」に関していえばアガシのレベルは高く、たいていの店であれば20代前半の若くてスタイルのいい美人どころが礼儀正しく客を迎えてくれる。しかもその外見とは裏腹になかなかのテクニシャン揃いというのも事実でそれ相応のきちんとしたサービスが受けられる。要は健康ランドとしても一流。風俗店としてもAランクということだ。
日頃から、たまったアカを落とし、プロのアガシ按摩で疲れをとり、元気になったからだで若いアガシと一戦。もう一度ゆっくりとフロにつかり、部屋に戻ってお休みタイム。
まさに男にとっては天国のような場所、それが「按摩施術所」である。
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