未婚男女10人に5人以上が結婚前に「夫婦財産契約書を作成する」と答えた。
結婚情報業者ウェディアンが最近、結婚適齢期の未婚男女730人を対象に「夫婦財産契約書の必要性」に関する調査を行った結果、「作成する」という回答が53%にのぼった。
「夫婦財産契約書作成」に賛成した女性は64%、男性は42%と、男女間に差が生じた。
作成する理由は「平等な夫婦関係のため」(42%)が最も多く、次いで「離婚した際の財産権紛争を防ぐため」(34%)、「安定した結婚生活を維持するため」(21%)などの順となった。
反対の理由は「離婚を前提に結婚しているみたい」(41%)が最も多く、「結婚前にお金にこだわっているように見られる」(35%)、「夫婦間でお金の契約を結ぶ世の中を寂しく感じる」(22%)などが後に続いた。
「結婚後は誰がお金を管理すべきか」という設問では、男性の53%、女性の60%が「それぞれが自分のお金を管理するのがよい」と答えた。
また男性の36%は「妻に任せる」と回答した半面、女性の39%は「女性がお金を管理すべき」と答えた。
夫婦間の性行為に対して初めて強姦容疑を認める判決が出た。 1970年に最高裁が夫婦間には強姦罪が成立しないという判決を下した後、ソウル高裁(77年)が事実婚関係での性行為を強姦と認め、ソウル中央地裁(04年)が妻に対する強制醜行を認めたが、法律上の夫婦関係に強姦罪を適用したのは今回が初めてとなる。
釜山(プサン)地裁は16日、フィリピン人の妻(25)を凶器で脅して強制的に性関係を持った容疑(特殊強姦)で起訴されたL(42、会社員)に対し、懲役2年6月、執行猶予3年を言い渡した。
釜山地裁は「故国と家族を離れ、ひたすら被告人だけ信じ、言葉も通じない厳しい境遇に置かれた被害者を愛と真心で見守るべきだが、苦痛を与え、不当な欲求を満たすために性的自己決定権の行使を無視し、凶器で脅した点は容認できない行動」と判示した。
また「刑法上強姦罪の対象である‘婦女’には‘婚姻中の婦女’が除かれると見るいかなる根拠もない。法が強姦罪で保護しようとする対象は女性の貞操ではなく、性的自己決定権であり、妻もこうした権利がある」と明らかにした。
釜山地裁は「ガス銃と刃物で被害者を脅して性関係を持った罪質からみて厳罰すべきだが、被告人が犯行を認めて反省しているうえ、被害者も意思疎通の努力を怠った点などを考慮し、刑の執行を猶予する」と付け加えた。
買春、30代の大卒事務職が最多
“買春”の初犯として立件されて保護観察所で予防性教育(別名ジョンスクール)を受けた男性のうち、大学を卒業した30代の事務職員が最も多いことが調査された。
5日、法務部の2006年予防性教育終了者(1295人)に質問した結果、30代が645人(50%)で最も多かった。次いで、20代が296人(22.9%)、40代が291人(22.6%)だった。
学歴別に見ると、大卒774人(60%)、高卒363人(28.2%)、大学院97人(7.5%)、中卒以下55人(4.3%)の順だった。
職業は事務職(438人、34.4%)、サービス業(326人、25.6%)、専門職(165人、13%)の順だった。
韓国の妊娠可能な女性の34.1%は妊娠する考えがないことが明らかになった。
保健福祉家族部が今年5月、妊娠可能な女性および妊婦1156人にアンケート調査を行った結果、「妊娠したい」と答えた女性は全体の58.3%にすぎなかった。
妊娠したくない理由として、「育児および教育の負担」33.2%、「経済的理由」21.3%が挙げられた。また妊産婦の70%が出産費用と妊娠中の検査代が高いと考えていることが分かった。
ソウル長安洞(チャンアンドン)の性売買事業主らが9日、警察の取り締まりに対立して金品を渡した警察官名簿の一部を公開した。
長安洞で性売買業店を経営してきたある事業主は、YTNに、昨年金を与えた警察官の名前と日時、場所などを直接書いた文書だとし、複写本を渡した。この文書によると某地区隊所属警察官3人は昨年5月、それぞれ100万ウォンを受け取ったと書かれている。女性青少年係所属のある警察官は昨年4月と7月、10月に食堂と公園などで計600万ウォンを受け取ったことがわかった。秩序係所属の警察官は昨年500万ウォンを受け取ったという。
あんま施術所を経営する事業主は「過去、この町内で働いていた人が提供したようだが、本当の名簿はこれより分量が多い。まともに明らかになれば東大門警察署からこの中区署長をのぞいて全員問題になるだろう」と話した。また「業者同士誰が先に出したのか、様子をうかがっている」と付け加えた。
これに対してキム・ソッキソウル警察庁長はこの日「不法性売買業店からお金をもらった人がいれば早く追い出さなければならない」と話している。ただ金庁長は「事業主たちは正常な手続きを踏まなければならない。事業主の言葉だけ信じて警察官を被疑者と仮定して捜査はできない」としている。
金庁長はまたデモ鎮圧のために編成された警察機動部隊600人余りを秋夕(チュソク、中秋)連休以後、性売買業店と不法ゲームセンター取り締まりに投入すると明らかにした。
韓国人が危険な状況に置かれている。危険(リスク)の根源は、明日を予測しにくい世界金融危機だけではない。貧困と災難の危険は減った。その代わり20年前までも想像できなかったプライバシー侵害、サイバー犯罪、新種の疾病などといった新しいリスクが韓国人の生活の中に入り込んだ。
ドイツの社会学者ウルリッヒ・ベック氏は韓国メディアとのインタビューで、韓国社会を「近代化が極端に実験された上、最先端情報社会の影響が重なり、特別に危険な社会だ」と定義付けた。
韓国人の危険は日常と触れあっている。大邱芳村洞(テグ・バンチョンドン)のキム・セファンさん(27、生コン品質管理士)夫婦にとって娘(3)は喜びであり、心配事だ。共働きのため、保育園で過ごす昼の時間を除けば子どもから目を離すことがない。
名前と住所を記したネックレスとブレスレットをつけさせているものの不安は消えない。見知らぬ人について行ってはいけないと教育し、入浴の際に性教育も行うが、児童犯罪関連のニュースは他人事ではないと思っている。子どもの安全のため、「見知らぬ男性について行ったら、ママに会えなくなる」「電気に触れると死ぬ」といった具合で脅かすこともある。
最近、中国産食品から有毒物質「メラミン」が検出されて以来、子どもが食べるすべての食品の成分に神経をとがらせているぐらいだ。母親キム・ヒョンスクさん(28)は「娘がもう少し大きくなったら、位置を追跡できる全地球測位システム(GPS)を装着させるつもりだ」と話す。雪だるま式に増える私教育費(学校外教育のために個人が負担する教育費)も問題だ。第二子はとうにあきらめたという。
夢の技術「ユビキタス」とインターネットの普及は便利さと同時に新しいリスクの震源地となっている。最高のセキュリティーソフトすら新種のウイルスとハッキング、迷惑メールを防げずにいる。ソウル大学李在烈(イ・ジェヨル、社会学)教授は「成長のために残りのものを犠牲にした‘開発独裁’の時代が過ぎ去り、物質的な豊饒(ほうじょう)だけでなく生活のクオリティーと安全への欲求が高まり、危険と不安が日常化している」と分析した。
中央(チュンアン)日報とソウル大社会発展研究所(所長:鄭鎮星教授・社会学)、中央大次世代エネルギー安全研究団(団長:尹基奉教授・機械工学)が全国の成人男女1002人を対象に調べた「韓国社会に対する認識調査」によると、回答者の71.4%が韓国社会を「危険な社会だ」という認識を示した。
回答者が「政府が最も力点を置いて対処すべき危険」に選んだのは「失業と貧困」(23.8%)だった。その次は原油高時代(10.9%)と食べ物の危険(8.8%)、老後への不安(8.1%)の順だった。10年後にサイバー犯罪とプライバシー侵害がより増えるという見方を示した回答者も81%にのぼった。
結婚と出産など‘通過儀礼’と見なされていたものも高い離婚率、住宅価格、私教育費の高騰とかみ合って、新たなリスクに選ばれている。しかし未来の危険に備える社会的なセーフティネットは穴だらけだ。
労働部によると、昨年、正規職労働者の90.9%が国民年金に加入したが、非正規職労働者の加入率は38.7%にすぎない。非正規職労働者の雇用保険、健保への加入率もそれぞれ49%、44.6%にとどまっている。個人のリスクを減らそうとする国家のシステムも足りない。
ソウルデジタル大学のキム・ジュング教授(経営学部)は「先進国に比べて公共支出が少ない韓国の国民は、独りの力で危険に備える格好となっている」とした後「国家、企業、個人いずれもがリスク管理に乗り出さなければならない時だ」と強調した。
◇リスク社会=ドイツの社会学者ウルリッヒ・ベック氏が80年代半ばに提示した概念。同氏は、産業化と近代化が科学技術の発展をもたらし現代人が物質的な豊饒(ほうじょう)を得た半面、新しいリスクを同時にもたらしたと指摘した。
熱血アジュンマの韓流スター挑戦記
最近、バラエティーショーで‘アジュンマ’(おばさん)軍団が注目を集めている。 イ・ギョンシル、パク・ミソン、チョ・ヘリョンなどの‘アジュンマ’コメディアンだ。
中でもヘリョンは体を張ったギャグも見せる熱血アジュンマだ。
そのヘリョンが2年前、突然、韓国を越えて日本の芸能界に進出した。
ヘリョンは一週間に何度も日本と韓国を行き来しながら国際的な活動を続けている。 先日、日本進出2年目にしてNHKの放送で進行役を務めることになった。
実際、ヘリョンの日本進出は突然決まった。 国内で活躍していたヘリョンがなぜ自ら苦労を選んだのか。
「2005年に日本へ家族旅行に行ったが、現地の熱い韓流ブームに魅了された。
もともとすぐに何かをやり始めたり、飽きたりするタイプだが、‘言葉さえ何とかなれば日本でも何かできるのでは’と思った。 簡単に考えていた。
ところが日本に来てみると死ぬほど苦労した。 言語と文化に適応するまでは、生死の分かれ目に立たされたように苦しかった」
ヘリョンは毎晩、自分と戦った。 「あした空港に行って韓国に帰る。二度と日本には戻ってこない」と決心した。
しかし横になると、耳元で「ヘリョン?、ああ、すぐに消えていった韓国人?」というささやきが聞こえ、幻聴に苦しんだ。
また、デビュー10年以上のベテラン芸能人が、日本の新人も頑張って乗り越えていく壁でつまずくというのが自尊心を傷つけた。
結局、「あと一日だけ、あと一日だけ」と粘り続けていたところ、日本語が聞こえ、話せるようになり始めた。 放送出演の話もどんどん増えた。
3−4年後は米国コメディー舞台に挑戦
しかし問題はこれだけではなかった。
言語の障壁を越えても、日本の生活にはまだ十分に適応していなかった。 ‘近くて遠い国’日本は韓国と文化が違った。
結局、ヘリョンは日本人の情緒に合ったギャグの感触をつかむのに時間と努力を要した。 最初は日本の文化を理解していなかったため、生活の中で何度も失敗を繰り返した。
「私は日本では新人で、 ようやくみんなに知られ始めたところ。 マネジャーからはいつも怒られている。
一度、焼肉店で肉をいくつも食べて怒られたことがある。
日本では4人が肉を食べに行けば、まず8切れを焼いて、自分の前に置かれた肉を2切れずつ食べなければいけないと」。
試行錯誤を繰り返し、ヘリョンはもう日本の文化にかなり慣れている。 放送中に日本語でアドリブができるほど日本語の実力も向上した。
外国語への自信がついたヘリョンは英語の勉強も始めている。 英語も日本語の勉強と同じように何でも暗記していく考えだ。
英語は2年以内にマスターする計画という。 「2年後の自分を見てほしい」という言葉は自信に満ちていた。
ヘリョンは最近、いろいろなことに感謝をし、同時に申し訳なく思うという。 特に以前は当然だと思っていたことを本当に有難く感じている。
これはすべて日本の生活が教えてくれたものだ。
「このまま挑戦を続けるのがいいと思う。
自分が夢を見ながら努力していれば、手を差し伸べてくれる人が現れることもある。 こういうことが本当に面白い。
今はほとんど子どもの世話をしてあげられないが、忙しい母親の姿を見ながら子どもが‘自分も一度やってみよう’と感じるようになるのでは」。
ヘリョンは今年、韓流ファンのために韓日合作ダイエットビデオを出す予定だ。 絶えず何かに挑戦して結果を出そうという彼女らしい。
意欲的なヘリョンの次の目標は米国のコメディー舞台だ。
ひょっとすると数年後にはトークショーの女王オプラ・ウィンフリーと話しているヘリョンの姿が見られるかもしれない。
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